第68話「伊井野ミコを笑わせたい」坊主はカッコいいでしょーがーっ!!
話は前回の続きから。
ミコのこれまでを振り返る形でスタート。
第68話「伊井野ミコを笑わせたい」
小さい頃から勉強は常に1番。
真面目で常に正しくあろうとしたミコ。
だが周りはそれが疎ましいと思う人が多数だった。
児童会長、生徒会長と今まで立候補してきたがその度に落選。
ミコを疎ましく思う人は悪意を持って接する。
だがミコは強いわけではない。
ただ真面目に、正しくいたいだけ。
悪意には当然傷つく。
ミコのあがり症は石上の言う通り最初はここまでひどくなかったんでしょう。
だけど、失敗を重ねる内に自信を無くしたのと意地悪や悪意に晒される内にきっとこわくなってしまったんでしょうね。
大勢の前で発言することが。
自分は裏でこう思われてる。
みんなから嫌われている。
笑い物にされている。
こういうことを知っちゃったのが症状を悪化させたんだろうな。
もうここら辺読んでて、目から何か出そうになるわけですよ。
切ないんですよ。
年取ると涙腺もろいの(泣)
緊張のあまり原稿を落とすミコ。
それを拾ったのは壇上に上がってきた白銀。
ミコの様子をみてもはや時間の無駄だろうと言い放つ白銀。
そしてミコの公約を批判。
白銀、反論があるなら自分の目を見て言えとミコの促す。
ミコ、白銀の目を見て何かがふっ切れる。
今までが嘘かのように大きな声ではっきりと自分の主張を述べるミコ。
白銀もそれをサポートするかのように質問をぶつける。
それに乗る形でミコはさらに意見を述べる。
なぜ急にミコは変貌を遂げることができたのか?
それはミコは大勢の生徒に向けて話すのではなく、白銀1人に向けて話しているから。
だからあがり症が出ることもなく普段通りにできる。
全て白銀が作り出したこの場。
これは白銀のカッコよさが際立つよなー
このままいけば何もせずとも再選確実なのに、石上の想いに応えるために、目の前の女の子を助けるためにわざわざ手を差し出すんですよ?
いやカッコよすぎでしょ。
女だったら惚れるね、ちょっと女々しいとこもまたお可愛いし(笑)
結果は白銀の再選。
ミコはまたもや生徒会長にはなれず。
だが今までとは違うことが1つ。
他の生徒がミコのところに集まっているのだ。
今まで選挙後、ミコを意地悪くこそこそと笑う生徒はいてもミコの元に話しかけにくる生徒なんていなかった。
白銀のサシで討論をしたミコは一気に人気者に。
ミコの笑顔見て、大仏(おさらぎ)号泣するが、三毛も涙腺がやばかった(笑)
前半部分見てこれ見ちゃうとダメね。
よかったよ、ほんとよかった。
全ては白銀のおかげ。
このミコの様子を見て安心する石上。
それを見て嬉しそうな白銀。
ナニコレ。
めっちゃいいじゃん。
なにこの関係性。
同級生の女の子を本人の知らないとこで助けようと先輩に頭を下げた男の子。
その後輩の願いを叶えるために手を打った先輩。
しかも「どやっ」みたいな顔するでもなく、後輩の嬉しそうな様子を後ろからさりげなく微笑んで見てるだけって。
そりゃ、かぐや様も惚れるわ!!
かぐや様、惚れ直し
白銀がミコに手を差し伸べたときのかぐや様。
感情と発言が噛み合ってない(笑)
勝手に自滅するのを待てば楽に勝てるのにわざわざミコを助ける白銀に文句を言いながらもかぐや嬢、目にハートが浮かんでるんですが。
こういうのを放っておけない白銀だからかぐやも好きになったんだろうな。
これで黙って見てるようならかぐやは好きになってないでしょう、白銀を。
この文句言いながらも、惚れ直してる感じいい。
ホントあんた白銀のこと好きだな(笑)
だけどこの後かぐや心労でダウンします。
白銀のせいね(笑)
ミコ、坊主ラブ
ミコが公約で坊主にこだわった理由、それは
自分のフェチだった(笑)
ここめっちゃおもしろい。
ミコのキャラでまさかの坊フェチを堂々とカミングアウトしてるのがなんとも言えなくいい(笑)
しかもかなりの熱に入りよう。
これ、票を集めた大きな一因だと思うのは三毛だけでしょうか?
お堅い事や正論ばっかり言っててもなんか違うんですよね。
だけどこういうパーソナリティが出てくるとなんか親近感湧くっていうか、人間らしさが出てすごくいいと思うんですよ。
ゲッターズ飯田さんの本で確か「好きな事を公言するといい」的な事書いてあったの読んだ事あってそれと似てるかなって。
THE・お堅い系女子だったミコに他の生徒が親近感覚えた大きな一因だと思う。
「きゅんきゅん」って(笑)
もしや・・・
新メンバーですか!?
石上、察したな(笑)
助けたいとは思っていたけどこうなる事は予想できてなかったんじゃ?
今日はこんな感じ。
ではまたー
※この記事の引用・画像は
『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』
著者:赤坂アカ
第7巻 第68話「伊井野ミコを笑わせたい」
より出典しています。